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【人生が変わる読書術】正攻法の読み方を復習する

pixabay 本4

大げさなタイトルと思いつつ、つい手に取ったのは、「読むのが遅い」「つい同じような本を買ってしまう」そして「読んでない本が増えていく一方でプレッシャーになっている」の表紙が目に飛び込んできたからです。

副題の本物の知識と教養がグングン身に付くなんてホンマかいな?といぶかしつつ、読んでみたわけです。

書籍データ
【人生が変わる読書術】 吉田裕子 枻出版社 2014年11月10日初版

著者の吉田さんは国語講師だけあって、読書は教養を高める行為ととらえ、それに沿って術を教えてくれます。印南さんとはここが違います。どっちが良いという訳ではありません。

吉田さんは早速、どうして読書が人生を変えるのかを説明します。情報収集をし、集まったそれで自己研鑽をし、そして人生を充実させる……。これは読書をしようとする主な動機でしょう。

人生充実法

ただ楽しい読書だっていいと思います。こう言ってはなんですが (。-_-。) 。でも欲張り(私です)な向きは、もう一歩踏み込みたいところ。

著者は読書の効用を説きます。「視野を広げ、感受性を磨くことができる」は、本を読まなくなったことで起きている問題として,世間でよく取り上げられます。

「千年、二千年の時を超える古典からも学べる」は大きく頷きました。これに勝る情報は本以外あまりないでしょう。読んだ時に自分がどう反応するか?これが確かめられるのも、特にアナログの書籍では有利です。

コストパフォーマンス抜群

金なしの人(私です)は、この言葉に弱いですね
(〃▽〃)いろんな人が力説し、私もつくづく感じるのですが、一回購入すれば、まずお金はかからないし(電子のように電気代も食わないし)、何なら買わなくてもいい

電子書籍が良いのは、場所取らないのと、持ち運びに便利なくらいでしょう。

この1行!!

本を読んで、感動したことはあると思います(失礼!)。その感動は、大体心を打つコトバです。「名言」を集めた本がたくさん出版されたのも、背中を押してくれるコトバに現代人が飢えているからです。

本書にもいくつかの箴言が載せられています。その中でブッダの詩が載っていますが、「未だ来たらぬことをもとめ、過ぎ去ったことを嘆き悲しみ」の1文は、自分に足りない感覚を教えてくれました。本書をただの指南書とタカをくくっていたとこもありましたが、それでも、ハッとさせられる文に出会う。

思わぬ出会いが簡単にできるところも本の良いところです。

全部食べようとして、腹を壊す

食べるとは私の感覚で、貪欲に端から端まで全部読もうとすること ー。でも無理がありました。これが遅読の一番の原因なのです。

吉田さんは言います「冒頭からつまらない本は最後までつまらない」。

「つい、『○○円もしたのに』、『ここまで読んだのだから』と考えて、無理に最後まで読もうとします」。私がまさにそうでした………。

つまらなければ、さっさと次に行く。という潔さも絶対必要です!

そのためには本の選書眼が必要だといいますが、ちょっと気になったのは、「タイトルにだまされない」というとこ。本書のタイトルは最初にも書いたけど、大げさかな……(まぁタイトルは出版社が付けたのでしょう)。

読書スピードはすごく大事

なんと!印南さんのところでも取り上げましたが、スピードに緩急をつけるのは、吉田さんも言ってました(/∀\*)

「生真面目に、前から1ページ1ページ読み進めていくことだけが読書ではありません」。この辺りは印南さんと理由はほぼ同じです。自分にとって飽きずに読めるスピードを感じてみる。あるいは、じっくり読むとこ、さっさと飛ばして読めるとこを、吟味する。さらに吉田さんは「最初から順番に読まなくてもいい」とします。

物語のように順を追って読まないと意味が分からなくなるものでなければ、それでいい。

ストックとフロー

流し読みのフローは速読の必須条件ですが、知識を貯蔵するストックも大事といいます。

ただこれをやると速読からは離れます。ソクドクにこだわりたいなら、これは捨てるしかないのかなぁと今は思っています。

吉田さんはその方法として、①1冊を繰り返し読む②ノートを取りながら読む③本は手元に残しておくを提示します。

本書を始めて読んだ時は、知識はみな同じだと思い込んでいたので大いに参考になりました。ただ欲深い人には向かないかもしれません。絶対あれもこれもと、積ん読になる恐れ大だからです(*゚Q゚*)
ここではストックとフローという考え方がある事に、留めておきます。

pixabay 本3

ストックの実践法

といいつつ、どうしても知識を忘れていってしまう、行かないでぇ~と思っても忘れるものは忘れる。じゃ後から読み返すかといえば、ただでさえ時間ナイ!が口ぐせのようになっていれば、まず読み返さない。しかも同じ本は飽きるかも。

というときは、「同じ作家の本を立て続けに読め」。4章の見出しから採りましたが、好きな作家だったら苦になりにくい。

小説でも実用書でも「好きな作家を読む楽しさから読書が習慣になる」。これは読書自体に苦手意識のある人が、克服するのにいいと思います。"無理やり食うより、おいしく食べたほうがいい"。そう読むと変に"全部覚えてやろう!"と鼻息を荒くしなくても、自然と何か覚えていたりするものですU_U

器を広げたい!

せっかくなのでちっちゃい自分をもっと広げたい、と思うのは読書をするうえで実はとても大事。向学心というやつです。

簡単に書けば、全体を把握するための「一読」、考察を加え、深く理解する「再読」、要点を振り返り、定着させる「三読」。

再読と三読は間を開けることが望ましいそうです。といっても私は三読はいらないと感じます。好きな作家を立て続けに読めば、それは三読になるからです。

読み飛ばしが一読、書いたりして自分の外に出すことが再読に当たると思います。

そして……、「リベラル・アーツ」って?

幅広い教養………。やっぱり憧れですね。吉田さんは大学受験の参考書がおすすめとします。「現代を読み解くための基礎知識が詰まっている」「大人の視野・問題意識で読むと、新しいものが見えてくる」「一般書籍よりも重要なポイントを押さえやすい」。

読みたいものを好きな物だけじゃなく、興味の薄いものも読むリストに組み込んでみるのは有効なので、参考書もいいかなーと思いました。吉田さんは「書店の参考書のコーナーにしか置いてない」事を嘆いていますが、穴場として押さえておくのもいいかもしれません。

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Last Modified : 2020-02-12

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